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一連地震で2回の震度7 1949年以降初

2016年4月20日 19:36
一連地震で2回の震度7 1949年以降初

 気象庁は、16日未明に熊本県で起きたマグニチュード7.3の「本震」とされる地震について、益城町と西原村で震度7を観測していたと発表した。

 この地震が起きた際、益城町と西原村の震度計のデータは、停電などで送信されておらず、気象庁が震度の解析を進めていた。益城町では、震度7の揺れを14日と16日の2回観測したことになり、一連の地震活動の中で震度7を2回観測したのは1949年に「震度7」の階級ができて以降、今回が初めてだという。また、震度7を2か所以上の観測点で観測したのも、この地震が初めてだという。

 気象庁は、地震直後に震度7と発表できなかったことで消防などの初動対応に影響が出たのではないかとの指摘に対し、「震度6強の範囲が広く、大きな地震が起きたことは明らかで、初動対応に影響が出たとは考えていない」としている。