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熊本震度6強 八代市アパート火災1人死亡

2016年4月16日 5:15
熊本震度6強 八代市アパート火災1人死亡

 16日午前1時25分ごろから熊本県で大きな地震が相次ぎ、震度6強と震度6弱を観測した。16日午前4時35分現在、被害まとめ。

 震度6弱を観測した八代市でアパート火災で1人が死亡したという。

 熊本県によると、震度6弱を観測した阿蘇市で死者が出ているという。人数は分かっていない。

 震度6強を観測した熊本県の嘉島町の消防によると、倒壊していた建物から2人が救出されたが、このうち男性1人が心肺停止だという。町内では10軒以上の家屋が倒壊しケガ人も複数いるという情報もあるという。

 また、震度6強を観測した菊池市では市内の病院に少なくとも14人が手当てを受けていて、複数の人が骨折などの重傷だという。また、落石や土砂崩れなども9カ所で発生している他、市内の工業団地で火災が発生しているという。市は全域に避難勧告を発令し、安全な場所への避難を呼びかけている。

 震度6強を観測した南阿蘇村の「地獄温泉」にある温泉施設で50人くらいが孤立し、近くにある別の旅館でも入り口が土砂でふさがれ宿泊客と従業員17人ほどが孤立しているという。また、南阿蘇村では土砂に巻き込まれ、1人が生き埋めになっているということだが、安否は分かっていない。

 熊本市によると熊本市民病院の建物が傾き、倒壊の恐れがあるということで、入院している患者を別の建物に移送しているという。また熊本県によると益城町で7人が生き埋めになっているという。

 熊本県によると南阿蘇村の阿蘇大橋が、この地震で崩落した可能性があるという。阿蘇大橋は黒川渓谷にかかるおよそ200メートルの橋で多くの観光客が利用することで知られている。

 震度6弱を観測した熊本県八代市の市役所によると、八代総合体育館で吊り天井が一部落下しているという。熊本県人吉市でも住宅が倒壊しけが人が出ているという。また、震度6強を観測した菊池市の消防によると病院に10人が搬送された。菊池市は全域に避難勧告を発令し、近くのグラウンドなど安全な場所への避難をよびかけている。

 震度6強を観測した熊本県宇城市の警察によると、市内の家屋2軒が倒壊したという情報がある。熊本市南区城南町では、家屋倒壊により2人閉じ込められているという。また、益城町杉堂では2名孤立しているという。

 震度6弱を観測した御船町役場によると、家屋数軒が倒壊し5人が重軽傷を負っているという。また西原村では、3人が生き埋めになっていて、さらに10軒以上の家屋で人が生き埋めになっているという情報もある。益城町の介護付き老人ホームで66人が閉じ込められているという情報が寄せられているという。