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“掘り出し物”に出会える西荻窪を調査!

2016年4月15日 12:42
“掘り出し物”に出会える西荻窪を調査!

 中央線沿線には“住みたい街”1、2位を争う吉祥寺や中野、荻窪などがあります。その中でも“西荻窪”に注目!決して目立ってはいませんが、調べてみると面白い街なんです。


■アンティークあふれる“ニシオギ”
 東京・杉並区にあるJR西荻窪駅。通称“ニシオギ”と呼ばれるこの街の特徴の1つに、骨とう店や中古屋さんが多いことがあげられます。その数は、なんと55軒。アンティークマップなるものまで作られていて、掘り出し物探しを楽しむことができます。

 街を歩いていると、店先で60年以上前に使われていたという“大型船トランク”を発見。このトランクがあったのは国内外のヴィンテージ品を扱うアンティークショップ。さらに店内には、フランスの映画館で使われていたというイスや、レトロなビンゴの抽選機なども。店員の平山さんは、西荻窪についてこう語ります。

 「西荻窪は古いものが身近にある街かもしれないですね。本しかり家具しかり」


■古いものが身近にある街になったワケ
 西荻窪は大正時代から昭和初期にかけ、武蔵野の自然が残る別荘地として注目され、与謝野晶子や井伏鱒二など、多くの作家や文化人も居を構えたそうです。そんな土地柄、お屋敷も多く、不用になった高級品が売買されたことから、骨とう品などを扱うお店が増えたのだとか。


■西荻窪の“夜の顔”
 また、文化人が多かったことから、個性的な書店が多いのも西荻窪の特徴です。中には“旅にまつわる本”だけを集めた書店も。調べてみると、駅周辺には古書店を含め約20もの本屋さんがありました。中でも最大の特徴は、“夜の神保町”と言われるほど深夜まで営業する書店が多いこと。会社帰りの人や近隣に住む学生のため、午前0時まで営業するお店もあります。

 アンティーク、そして個性的な書店に出会える西荻窪。掘り出し物を探しに訪れてみてはいかがでしょうか。