１３日朝、静岡市清水区の市街地に野生のシカが現れ、道路などを逃げ回った。警察官や地元の猟友会など総勢で２０人以上が出動し、４時間半にわたる捕獲劇が繰り広げられた。

　シカは１３日午前９時過ぎ、静岡市清水区の東名高速道路清水インター付近に現れた。警察官や地元の猟友会など総勢で２０人以上が捕獲作戦を展開。捕獲作戦開始から４時間半、シカは麻酔銃の麻酔が効いておとなしくなったところを捕獲された。

　静岡市によると、捕獲されたのは、体長約１．２メートルのニホンジカで２歳ほどの大人のオスだった。

　麻酔銃を撃った静岡市職員「人のいるところとシカがいるところが近くなっている。シカも数が増えて（山を）下りてきている可能性がある。その拍子で出てきたかもしれない」

　このあたりでは最近、農作物がシカなどに荒らされる被害が相次いでいるという。