鳥取県が立ち上げた結婚をサポートするサービスの内容を説明するパンフレットに「不適切な表現がある」と苦情があり、県が回収を始めることになった。

　苦情があったのは、鳥取県が去年１２月に立ち上げた会員制の婚活サービス「えんトリー」について説明するパンフレットの内容。このパンフレットに男性が結婚相手に求める条件として「男性をたててくれる」や「料理が上手」といった項目がある他、「女性は受け身の性」といった記述もあり、先月、県内に住む女性から偏見で、表現が不適切ではないかなどと苦情があったという。

　パンフレットは、現在は使われていないが、すでに１万部が配布されているということで、県は回収を始めるとしている。鳥取県の担当者は、「この意見を真摯（しんし）に受け止め今後は表現内容に十分注意します。」とコメントしている。