×

普天間合意から20年 変わらぬ現状に抗議

2016年4月12日 19:37
普天間合意から20年 変わらぬ現状に抗議

 沖縄のアメリカ軍普天間基地の返還に日米が合意して、12日で20年。いまだ基地が返還されない現状に抗議し、名護市辺野古への移設断念を求める大規模な集会が開かれている。

 12日午後6時から、那覇市で始まった集会は辺野古移設に反対する翁長知事の県政与党や市民団体などでつくる「オール沖縄会議」が呼びかけたもので、返還合意から20年たっても変わらぬ現状に抗議の声をあげている。

 集会には、名護市の稲嶺市長や地元経済界の代表らも参加し、普天間基地を早期に閉鎖・返還するとともに、国と沖縄県の裁判の和解で現在、工事が止まっている辺野古移設を断念するよう政府に求めている。参加者はこの後、那覇市内をデモ行進する予定。