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「災害科学科」新設 多賀城高校で入学式

2016年4月9日 5:08
「災害科学科」新設 多賀城高校で入学式

 震災の教訓を生かした人材育成のための「災害科学科」が新設された宮城県の多賀城高校で8日、入学式が行われた。

 今年、多賀城高校には279人が入学し、このうち新設された災害科学科は男子24人・女子14人の合わせて38人。災害科学科は東日本大震災の教訓を生かした人材育成を目的に、今年度、新設された。防災を専門に学ぶ高校の学科は県内では初めてで、全国でも2校目。

 小泉博校長「多賀城高校は被災地にある高校で、防災教育に力を入れている。また、災害科学科は全国の防災教育のパイロットスクールとしての役割がある」

 災害科学科の生徒たちは3年間の中で、一般科目に加え、災害関連の英語や建物の耐震構造といった専門の科目を学ぶことになっている。

 災害科学科の女子生徒「災害によってどんな被害が出るのかをしっかり学んで、減災に携わりたい」

 災害科学科の男子生徒「石巻出身で、目に見えないところでの復興が進んでいない。被災した人と関わっていければ」