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滋賀“暴言”県議「負けろとは言ってない」

2016年3月31日 18:40
滋賀“暴言”県議「負けろとは言ってない」

 「お前らなんか1回戦負けしろ」と発言したとされる滋賀県議が31日、会見を行った。県議は「そんなことでは1回戦で負けるぞ」と言っただけだと釈明した。

 吉田清一県議「私が『1回戦負けをしろ』と発言したという報道がされました。この報道は事実と異なります。そんなことは申し上げておりません。私が言ったのは、こんなことをしていたら『1回戦で負けるぞ』とこういう風に言いました」

 午後に滋賀県庁で行われた自民党の吉田清一県議(68)の会見。地元である滋賀学園の高校球児に暴言を吐いたとされています。

 吉田県議(滋賀学園によると)「なんちゅうとこ止めてんねん、誰の許可を得てん。お前らなんか1回戦負けしろ」

 事の発端は今月16日、県庁で開かれた春の選抜高校野球で甲子園初出場ながらベスト8まで勝ち進んだ滋賀学園の選手の激励会。
 生徒らは滋賀県庁正面で行事に参加した後、停車していたバスに乗り込んだ際に、吉田県議に注意されたという。

 しかし、バスがとまっていたのは、県の教育委員会が指定した場所でした。この時の発言に対し吉田県議は-。

 吉田県議「こんなとこに駐車して乗り降りする、そんなことでは『1回戦で負けるぞ』と確かに言いました」「(Q.(生徒)全員が口をそろえて「負けてしまえ」という風に聞いたと証言しているが、全員が聞き間違えた?)それは分かりませんが、私が言ったのは、今申し上げた通りです」「高校球児に向かっては言っておりません。私の視野に入っているのは、運転手とその座席に座ったまま顔を出していた2人(関係者)、どこの許可をもらったのかということを今説明したようになった」

 あくまでも、生徒に対しては発言していないことを主張する吉田県議。

 吉田県議「(Q.生徒たちが聞こえていると想像できる場合に何の意味があったんですか?高校球児たちにとって)そこまで考えていません。(Q.なぜあえてその表現を選んだのか?)なぜって口からでたからです。きちっと私の真意が伝わらなかったことが残念だし反省点であると今何べんも申し上げました。(Q.学校側に対して謝るという考えは?)ありません」

 謝る気はないと話す吉田県議に滋賀県民は-。

 滋賀県の有権者は「ありえない。あんな言葉を発するのでは」

 滋賀県の有権者は「人間性を疑いますよね。(滋賀学園は)気にしないで頑張って活躍しはったので、それはよかったと思う」 

 会見を開いても問題解決には至らなかったベテラン県議。記者から議員の資質について問われると-。

 吉田清一県議「(Q.言葉がどう伝わっているか分からなければ政治家を辞めるべきでは?)そうですか、あなたはどう思いますか?(辞めるべき)私はそうは思いません(Q.どうしてですか?)理由ですか、辞めないということです」