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CIA長官が極秘訪露“シリア問題”協議か

2016年3月30日 6:37

 ロシアのメディアは、アメリカのCIA(=中央情報局)のブレナン長官が、今月上旬、モスクワを極秘で訪れていたと伝えた。ロシア側と、内戦が続くシリアのアサド大統領の進退について協議したものとみられる。

 インタファクス通信が28日、ロシアのスイロモロトフ外務次官の話として伝えたところによると、アメリカのブレナン長官は今月上旬にモスクワを極秘訪問し、ロシア連邦保安庁を訪れたほか、政府の幹部数人と会談をしたという。アメリカとロシアで対立が続くシリアの政権移行をめぐり、アサド大統領の進退について協議をしたものとみられる。

 プーチン大統領は14日、ロシア軍の主力にシリアからの撤退を命じているが、スイロモロトフ外務次官は「ブレナン長官の訪問とは関係がない」としている。