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桑田佳祐、被災地・女川から公開生放送実施

2016年3月27日 12:43
桑田佳祐、被災地・女川から公開生放送実施

 サザンオールスターズの桑田佳祐(60)が26日夜、東日本大震災の被災地・宮城県女川町でラジオ番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(TOKYO FM)の公開生放送を実施した。

 震災以降、町民の情報源として役立ってきた同町の臨時災害放送局「女川さいがいFM」が、29日に閉局する。
 チャリティーソング「Let’s try again」をリリースするなど、さまざまな形で震災と向き合ってきた桑田はこの日、「女川さいがいFM」のスタッフをねぎらい、被災地の復興祈願のメッセージを送る意味合いも込めて、自身のレギュラー番組を全国ネットで生放送したほか、「女川さいがいFM」でも同時生放送した。

 会場の日帰り温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」(JR女川駅内)に桑田が登場すると、抽選で選ばれた「女川さいがいFM」のリスナー約50人は拍手と歓声で迎えた。
 桑田は「女川は初めて来ましたが、いいところですね。我々の想像がつかないようなご苦労が多々あったと思います」と語りかけ、「勝手にシンドバッド」「いとしのエリー」「明日晴れるかな」のほか、女川出身の歌手・中村雅俊(65)に以前提供した「恋人も濡れる街角」など全8曲を生歌唱。
 「東北の皆さん、ご苦労は続いていると思いますが、少しずつ歩みを進めていきましょう」などと震災で困難が続く各地の被災者へ温かいメッセージを何度も発した。