×

シャープ 出資“減額”受け入れる方向

2016年3月24日 1:43
シャープ 出資“減額”受け入れる方向

 シャープは、中国の景気減速の影響を受けて、2月以降の業績が大幅に悪化していることなどから、台湾のホンハイ精密工業からの出資について、減額を受け入れる方向であることがわかった。

 ホンハイは、シャープに対する出資額を当初の4890億円から減額することを伝えていて、シャープはこれを受け入れる方向。

 シャープは中国の景気減速の影響を受けて、液晶や太陽電池を含む複数の事業で今年2月以降に大きく業績が悪化していて、企業価値が下がっているため。ホンハイは、一時、2000億円もの減額を提示していたが、これにはシャープも反発し、1000億円程度の減額になる見通し。

 関係者によると、契約締結に向けた交渉は最終段階に入っていて、双方は、月内の合意を目指しているが、4月にずれ込む可能性もある。