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NYダウ8日ぶり↓ 連続テロで売り優勢に

2016年3月23日 7:41
NYダウ8日ぶり↓ 連続テロで売り優勢に

 22日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ベルギーの首都・ブリュッセルで起きた連続テロ事件の影響で、運用リスクを避けて目先の利益を確定する動きが進み、8営業日ぶりに反落して取引を終えた。

 22日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比41ドル30セント安の1万7582ドル57セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は12.79ポイント上げて4821.66だった。

 この日はブリュッセルで起きた連続テロ事件を受け、資産の運用リスクを避ける動きが進み、目先の利益を確定させる売りが優勢となった。特にテロを受けて影響が大きいとみられる観光や航空株などが売られている。結局、ダウ平均株価は8営業日ぶりに反落して取引を終えている。

 市場関係者は「株価は下げたものの、テロの影響は限定的で、あす以降に発表される住宅系の指標や、原油の在庫高などが今後の株価に影響してくるだろう」と話している。