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ベルギー連続テロ これまでに犯行声明なし

2016年3月22日 23:29
ベルギー連続テロ これまでに犯行声明なし

 ベルギーの首都ブリュッセルの空港と地下鉄の駅で22日朝、連続テロが発生し、合わせて30人以上が死亡、ケガ人も多数出ている。テロが起きたベルギー・ブリュッセル国際空港から小島康裕記者が伝える。

 爆発があった空港ターミナルの建物、その一角ではほとんどの窓が割れていて衝撃の大きさが伺える。これまでのところ容疑者は明らかになっておらず、犯行声明も出ていない。

 一方、パリの同時テロ事件との具体的な関連性も見つかっていない。しかし、パリ同時テロの実行犯がブリュッセルをいわば出撃拠点としていたように、ここはイスラム過激思想を持つ若者らのネットワークがあると、かねてから指摘されている。

 ブリュッセルは、EU(=ヨーロッパ連合)やNATO(=北大西洋条約機構)の本部があり、まさにヨーロッパや西側諸国の中枢にあたる。

 EUのモゲリーニ上級代表は22日、「我々は犠牲者の苦しみを分かち合い、テロに立ち向かうため行動する」と述べた。

 今回の事件は、ベルギーだけの問題ではなく、欧米諸国全体にとって象徴的な意味合いを持つといえる。フランスのオランド大統領も、「ヨーロッパ全体で、テロとの戦争に立ち向かう」と強調している。

 ベルギーの国営放送によると、警察当局は早くもブリュッセルの複数の場所で家宅捜索を行っており、威信をかけて事件の全容解明を図るものとみられる。