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北に備え 政府「破壊措置命令」出していた

2016年3月18日 16:24
北に備え 政府「破壊措置命令」出していた

 北朝鮮が再び弾道ミサイルを発射することに備えて、中谷防衛相は18日までに自衛隊に対して、「破壊措置命令」を出していたことが分かった。

 破壊措置命令は、ミサイルやその破片が日本の領域に落下してきた場合に撃ち落とすためのもので、先月の長距離弾道ミサイル発射の際にも出されている。

 国連安全保障理事会の制裁決議やアメリカと韓国の合同軍事演習に反発している北朝鮮が、今後も弾道ミサイルを発射する可能性があることから、政府は万全の体制をとるため、破壊措置命令を出したもの。これにより自衛隊は、首相や防衛相の判断を待たずにミサイルの迎撃ができる。

 現在、ミサイル迎撃能力を備えたイージス艦が日本海などに展開しているが、今後は地上型の迎撃ミサイルPAC3を各地に配備することなども検討する方針。