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北朝鮮、米国人学生に15年の労働教化刑

2016年3月17日 3:44
北朝鮮、米国人学生に15年の労働教化刑

 北朝鮮の裁判所は、体制への敵対行為を行ったとして拘束されているアメリカ人の大学生に、15年の労働教化刑を言い渡した。

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮の最高裁判所は16日、平壌のホテルから政治スローガンの表示をはがしたとして拘束されていたアメリカ人の大学生オットー・フレデリック・ワームビア氏に、15年の「労働教化刑」を言い渡した。

 ワームビア氏は観光目的で北朝鮮に入国したが、今年1月に拘束され、先月、記者会見で謝罪する様子が内外のメディアに公開されていた。

 米韓合同軍事演習が行われ、アメリカとの緊張が高まる中での刑の言い渡しには、今後、身柄の釈放を駆け引きの材料にするなど、アメリカに揺さぶりをかける狙いがあると見られる。