保育園に入れない、いわゆる待機児童問題への不満を書き込んだ匿名ブログが話題を集める中、９日、これに賛同する母親らが国会を訪れ、待機児童問題解消を求める約２万７０００人分の署名を民主党議員に手渡した。

　署名は子育てを支援するＮＰＯ法人らが呼びかけたもので、９日までに約２万７０００人分が集まったという。

　参加者の母親「私も保育園に落ちて職場に復帰できないという、まったくブログの方と同じ立場だったので（署名した）」

　署名を受けとった民主党の山尾議員は、「課題解決のために一緒に頑張りたい」と強調した。

　また、これに先立ち山尾議員は、衆議院の厚生労働委員会で「待機児童問題への対策を後回しにしている」などと政府をただした。これに対して塩崎厚生労働相は、安倍内閣として保育園の受け入れ人数を増やす事などを盛り込んだ「待機児童解消加速化プラン」を取りまとめているなどと政府の対応に理解を求めた。