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首相が福島訪問 燃料電池工場など視察

2016年3月5日 18:44
首相が福島訪問 燃料電池工場など視察

 東日本大震災から5年を迎えるのを前に安倍首相が被災地・福島を訪れ復興への決意を語った。

 安倍首相は楢葉町で雇用の受け皿となっている燃料電池工場を視察した。原発事故を受け、福島県は、水素エネルギーの普及を目指しており、安倍首相も後押しする考え。

 安倍首相「福島を日本中に水素エネルギーを供給する一大生産地、未来の水素社会を開く、先駆けの地としていきたい」

 安倍首相は、再生可能エネルギーから水素エネルギーを取り出して使える社会を目指す、として今月中に新たな会議を設置するよう指示した。

 これに先立ち、安倍首相は復旧作業中のJR常磐線の駅を視察した。常磐線は震災後、一部区間が不通のままだが、政府は近く、2020年春に全線が開通するとの見通しを示す事にしている。