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買収受け入れは?シャープが最終協議

2016年2月25日 10:47
買収受け入れは?シャープが最終協議

 シャープは台湾のホンハイ精密工業による買収を受け入れるかについて25日朝、取締役会で最終的な協議をしている。シャープの東京支社前から井口明生記者がリポート。

 これまで紆余(うよ)曲折したシャープの経営再建に向けた協議。ホンハイの傘下に入り、再生の道を歩むのか。いよいよ最終局面を迎えている。

 シャープは25日午前7時半から臨時の取締役会を開き、ホンハイによる買収を受け入れるかについて決議する見通し。シャープは24日も取締役らが集まり、ホンハイと政府系ファンドの産業革新機構それぞれの買収提案について詰めの協議を行った。

 シャープはホンハイの約6500億円という巨額の支援案を軸に検討しており、関係者は「大きく変わったという話は聞いていない。きょうの取締役会で予定通り決議されるとみている」と述べている。

 ようやく結論を出すことができるのか。シャープにとって正念場の一日となる。