×

米国本土を攻撃…北が威嚇 軍事演習を非難

2016年2月24日 1:58
米国本土を攻撃…北が威嚇 軍事演習を非難

 北朝鮮の人民軍最高司令部は23日夜に「重大声明」を発表し、来月始まる韓国とアメリカの合同軍事演習について、演習に参加する部隊が動きを見せた場合、韓国の大統領府やアメリカ本土などを先制攻撃すると威嚇した。

 朝鮮人民軍最高司令部の重大声明「第1次攻撃対象は同族対決の謀略の巣窟である韓国大統領府だ」

 声明では、来月始まる米韓合同軍事演習について、「敵対行為の極致だ」と非難し、参加する部隊が動きを見せた場合、「制圧するために先制的な作戦遂行に入る」と警告した。

 その上で、韓国大統領府のほか、アメリカ本土なども攻撃対象だと威嚇している。

 演習開始を前に米韓を強くけん制する狙いがあるとみられるが、韓国軍は予定通り来月7日から演習を始める構え。韓国国防省は、北朝鮮がミサイルの発射などさらなる挑発に出る可能性もあるとみて、警戒を強めている。