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岸田外相「極めて遺憾」北朝鮮調査中止

2016年2月13日 6:32
岸田外相「極めて遺憾」北朝鮮調査中止

 北朝鮮の国営メディアが12日夜、拉致被害者を含む全ての日本人に関する調査を全面的に中止し、調査を行う「特別調査委員会」を解体すると発表したことを受け、岸田外相は日本時間13日早朝、訪問先のカナダ・オタワで、次のように述べた。

 岸田外相「一方的に我が国が(日朝間の)ストックホルム合意を破棄したと主張して、特別調査委員会の調査の中止を宣言したこと、これは極めて遺憾なことです。我が国から(日朝間の)ストックホルム合意を破棄することは考えてはおりません」

 さらに、加藤拉致問題担当相は「拉致被害者の一日も早い帰国に向け、全力で取り組んでいくという政府の方針に何ら変わりはない」と述べた。

 また、別の日本政府高官は「想定内だ」「日朝の政府間合意は今も有効だという日本の立場は変わらない」とした上で、「北朝鮮は日本から支援などを引き出したいのだから、まだ方法はいろいろある」と、粘り強く交渉を続ける意向を示した。