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天津市爆発 原因は“化学物質の自然発火”

2016年2月6日 1:36
天津市爆発 原因は“化学物質の自然発火”

 去年8月、160人以上が死亡した中国・天津市の倉庫の爆発で、事故原因を調べていた政府の調査委員会は適切に保管されていなかった化学物質が自然発火したことが原因だとする報告書をまとめた。

 この事故は、去年8月に天津市の危険物を保管する倉庫で大爆発が起き、165人が死亡したもの。中国国営の新華社通信によると、事故原因を究明していた政府の調査委員会は保管されていた化学物質の保湿剤が高温で乾いたことにより自然発火し、ほかの危険物の爆発を引き起こしたとする報告書をまとめたという。

 事故に関連して当局は、すでに企業や行政関係者49人の強制捜査を始めている。報告書では、事故によって日本円にして約1220億円の経済的な損失が出たとしている。