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起訴された教授『帝国の慰安婦』ネット公開

2016年2月2日 2:11

 いわゆる従軍慰安婦についての著書で、元慰安婦の名誉を傷つけたとして在宅起訴された韓国人の大学教授が、問題となった著書をインターネットで公開した。

 インターネットで無料公開されたのは、韓国・世宗大学の朴裕河教授の著書「帝国の慰安婦」。朴教授は、この著書で慰安婦について、「日本軍の兵士と同志的な関係だった」などと表現し、元慰安婦の名誉を傷つけた罪に問われている。

 今回、「帝国の慰安婦」を公開した理由について朴教授は、「内容が誤解されており、多くの人に読んでもらい知ってほしい」と説明している。

 先月始まった刑事裁判で、朴教授は、「慰安婦問題の解決策を模索しようとした本で、名誉を傷つける意図はなかった」と無罪を主張していて、著書の表現に公益性が認められるかが争点となっている。