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NYダウ282ドル高 原油価格回復で反発

2016年1月27日 8:13
NYダウ282ドル高 原油価格回復で反発

 26日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、原油先物価格が大幅に上昇したことを受けて石油関連株を中心に買いが広がり、ダウ平均株価は一時300ドル以上値上がりするなど大幅に反発した。ダウ平均株価の終値は前日比282ドル01セント高の1万6167ドル23セント。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は49.18ポイント上げ、4567.67だった。

 26日の市場を主に動かしたのは、ニューヨーク商業取引所の原油の価格だった。25日に一時1バレル30ドルを割り込むなどした指標となるWTIは、中東などの産油国への減産期待などがふくらみ、1バレル=1ドル以上値を上げ、31ドル45セントで取引を終えた。そのため、株式市場でも石油関連株を中心に買いが広がり、上げ幅は一時300ドルを超える場面もあった。

 市場関係者は「あす発表される今年最初のFOMC(=連邦公開市場委員会)の声明に、やや下向きの経済に対して、どういうメッセージが盛り込まれるかが大きなポイントになる」と話している。