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政権支援の現職再選 政府・与党内に安堵感

2016年1月25日 16:49
政権支援の現職再選 政府・与党内に安堵感

 アメリカ軍普天間基地の移設が最大の争点となった沖縄県宜野湾市の市長選挙で、安倍政権の支援を受けた現職の佐喜真淳氏が再選したことを受け、政府・与党内には安堵(あんど)感が広がっている。

 佐喜真氏が再選したことを受け、安倍首相は25日、「良かったですね」と述べた。

 中谷防衛相は「防衛省としては引き続き、普天間飛行場の固定化を避けるために移設建設事業、これを推進のために市長に理解と協力をいただきながら、沖縄県の基地負担軽減のために努力したい」と述べ、普天間基地の辺野古への移設工事をこれまで通り進めていく方針を示した。

 中谷防衛相はまた、移設に向けた護岸工事の着手時期については「地元関係者の生活や、環境等への影響も考慮しながら進めていきたい」と述べた。

 一方、民主党の枝野幹事長は「宜野湾市民の民意の一側面が出ていることは間違いないと思いますが、沖縄県民の民意ということとは直接関係ない」と述べ、宜野湾市長選挙の結果が辺野古移設を巡る沖縄県民の民意とは関係ないとの認識を示した。