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消費期限5か月近く超過…給食で食中毒

2016年1月23日 22:01
消費期限5か月近く超過…給食で食中毒

 福島県下郷町の小中学校で、消費期限を5か月近く過ぎた食材を使った給食が出され、児童、生徒などが食中毒になっていたことが分かった。

 今月21日に下郷町の小学校と中学校の2校で、給食に出されたサンマの調理品を食べた児童・生徒など87人が唇のかゆみや腫れなどの食中毒症状を訴えた。

 保健所が調べたところ、材料の「サンマのすり身」が消費期限を5か月近く過ぎていて、アレルギーを引き起こす物質が検出された。症状を訴えたうち、子ども2人と教員1人の計3人は現在も通院しているが、いずれも快方に向かっている。

 納品した会津若松市の業者・若松魚類は、県の調査に、「凍らせれば消費期限がのびると思った」などと話しているという。県はこの業者を2日間の営業停止処分にした。