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露・プーチン大統領 元スパイ暗殺を承認か

2016年1月22日 6:45
露・プーチン大統領 元スパイ暗殺を承認か

 ロシア情報機関の元スパイが2006年、亡命先のイギリスで毒殺された事件で、イギリスの調査委員会は21日、「プーチン大統領が暗殺をおそらく承認していた」とする結論を発表した。

 この事件は、イギリスに亡命したロシア情報機関の元スパイ・リトビネンコ氏が2006年に放射性物質により毒殺されたもの。

 イギリス政府が設置した調査委員会は21日、報告書を発表し、「プーチン大統領が、暗殺をおそらく承認していた」と結論づけた。これを受けて、キャメロン首相は実行犯とされるロシアの元情報機関員ら2人のイギリス国内の資産を凍結することを明らかにした上で、さらなる制裁も示唆している。

 一方、ロシア外務省は「報告書の目的はロシアの指導部への中傷だ」と不快感をあらわにしていて、両国の関係に影響をおよぼす可能性が出ている。