イギリス中部の街で、難民申請中の人が暮らす住居のドアが赤く塗られていたことがわかった。嫌がらせも起きていて、政府が対応に乗り出した。

　タイムズ紙などによると、中部の街・ミドルズブラで、シリアなどから来て難民申請をしている６２人が暮らす住居のドアが赤く塗られていることがわかった。

　これらの住居は、内務省と契約した会社によって、難民申請者に用意されたものだった。

　難民申請中のシリア人「この赤いドアによって、近所の人に見下されているように感じます」

　ドアが赤く塗られた住居には、卵や石が投げつけられるなどの嫌がらせがあったという。政府は緊急の調査を指示するなど対応に乗り出したが、住居を提供した会社側は「ドアを特定の色に塗るという決まりはなく、数週間以内に塗り替える」としている。