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米大統領選 予備選意識しトランプ氏演説

2016年1月19日 11:18
米大統領選 予備選意識しトランプ氏演説

 アメリカ大統領選挙で党の候補者を絞り込む「予備選挙」のスタートが来月1日に迫る中、野党・共和党で支持率トップの不動産王トランプ候補は18日、初戦を意識した演説を行った。

 トランプ氏が演説したのは、キリスト教の中でも聖書の教えを忠実に守る「福音派」の大学。この「福音派」は、共和党の伝統的な支持基盤の一つで、候補者選びに大きな影響力をもっている。

 トランプ候補「キリスト教徒を守っていく。シリアなどではキリスト教徒というだけで斬首されるからだ」

 「予備選挙」の初戦が行われるアイオワ州では、上院議員のクルーズ候補がこの「福音派」の支持を集め、支持率は25%、トランプ氏の支持率22%を上回っている。トランプ氏が今後、「福音派」の支持を広げられるかどうかが初戦を占う鍵となりそう。

 一方、トランプ氏の「イスラム教徒入国禁止」発言が波紋を広げたことを受け、イギリス議会は18日、トランプ氏のイギリスへの入国禁止について審議を行った。

 これは、トランプ氏の発言に反発する57万人以上の署名が集まったことを受けたもので、今後、担当相が入国禁止の是非を判断する。