中国の税関当局は１３日、去年１年間の貿易総額を発表し、６年ぶりに輸出入がともにマイナスに転じたことを明らかにした。

　中国税関当局によると、２０１５年の貿易総額は２４兆５９００億人民元（約４４２兆６２００億円）で、前年比で７％減少した。輸出入ともにマイナス成長に転じていて、これはリーマンショックの影響を受けた２００９年以来、６年ぶり。

　税関当局は要因として、「世界的な経済の落ち込みに加え、中国の経済も新たな状態に入ったこと」を挙げている。