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トルコ政府「イスラム国」の自爆テロと断定

2016年1月13日 1:40
トルコ政府「イスラム国」の自爆テロと断定

 トルコの最大都市・イスタンブールの観光の中心地で12日、爆発があり、観光客ら10人が死亡した。トルコ政府は過激派組織「イスラム国」による自爆テロと断定した。

 爆発があったのは、イスタンブール旧市街の世界遺産・スルタンアフメット地区にある「ブルーモスク」付近で、地元当局によると、10人が死亡、15人が負傷した。地元メディアによると、死者にはドイツ人の観光客らが含まれているという。日本人が巻き込まれたとの情報は入っていない。

 トルコのダウトオール首相は記者会見で、自爆テロ事件だと断定した上で、実行犯は外国籍の人物で、「イスラム国」のメンバーであることが分かったと述べた。また、クルトゥルムシュ副首相も、実行犯は最近、隣国のシリアからトルコに入国した人物だと明らかにした。一方、「イスラム国」はこれまでに犯行声明を出していない。

 トルコでは去年10月にも、首都・アンカラで100人以上が死亡する自爆テロ事件が起き、当局は「イスラム国」が関与したとみている。