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話題の言葉「神のみぞシール」を取材した

2016年1月13日 20:58
話題の言葉「神のみぞシール」を取材した

 インターネット上で話題となった言葉を毎回一つ取り上げ、取材するコーナー「Hot Word」。1月13日の「Hot Word」は『神のみぞシール』。なぜ、この言葉が話題となったのか?

 ツイッター上で「神のみぞシール」という言葉が、どれだけツイートされたかを時系列でグラフ化した。1月5日夜からグラフが跳ね上がっていることが見て取れる。


【きっかけとなったツイートは?】
 きっかけとなったのは、現役の僧侶が経営する東京・四谷の「坊主バー」のツイート。「神社の絵馬がSNSにさらされてかわいそうなので、是非全国の神社に『神のみぞシール』をおすすめしたいです」

【絵馬でトラブル?】
 今週末、センター試験が行われるが、今の季節、合格祈願のため「●●大学 絶対合格!」などと書かれた絵馬や、初詣の願掛けの絵馬が神社やお寺などに奉納されている。そうした絵馬が写真に撮られてネットにアップされ、願い事や名前などがSNSなどにさらされるといったトラブルが起きている。


【対策を行う神社も】
 奈良県桜井市にある大神神社では、願い事が他の人に見えないように「個人情報を保護するシール」を貼って奉納できるようになっている。すると、他の人には願い事は見られず、“神様だけが知っている”状態になる。

 「他人には見えない」→「神のみぞ知る」→「神のみぞシール(知ーる?)」。ネット上では、このシールのことを「神のみぞシール」と呼ばれるようになったようだ。

 いわゆる「神のみぞシール」に対し、ネット上では様々な反響があった。

「うまいダジャレだ!」
「御利益に問題はないのか!?」
「そこまでするならお願いしなきゃいいのに!!」

 大神神社によると、「シールを貼るのは自己判断で、縁結びの絵馬では、貼る人は8~9割」「シールを貼っている絵馬を見て、『それなら私も貼ろうかな』と思い、シールを貼る人も少なくない」という。


【合わせ絵馬も】
 東京の湯島聖堂にある「合わせ絵馬」は、2枚の絵馬がひもで結ばれ、内側が開く仕組みになっている。内側に願い事を書いて閉じると、他の人には見えない。

 湯島聖堂を管理している財団法人によると、合わせ絵馬は15年ほど前、絵馬の制作者からの提案で始まったという。

 最近の絵馬は中国語やタイ語など外国語で奉納されているものもあり、国際色も豊かになっている。合格祈願の絵馬を見ると、応援したくなる気持ちも出てくるので、絵馬の多くがシールで貼られてしまうことになると、少しさみしい気もする。