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ダウ52ドル高 先週急落の反動で買い戻し

2016年1月12日 8:45
ダウ52ドル高 先週急落の反動で買い戻し

 11日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は先週大幅に下落した反動から買い戻しが入り、ダウ平均株価は前週末終値比52ドル12セント高の1万6398ドル57セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は5.64ポイント下げ、4637.99だった。

 この日は人民元の下落が一段落したことや、先週1週間でダウ平均株価が1000ドル以上急落した反動で買い戻しが入った。また、早ければ3月に行われるとみられていた追加利上げについて、消極的な見方が広がりつつあることも買いの材料となったという。

 一方で、ニューヨーク先物市場の原油先物価格は前週末終値比1ドル75セント安の31ドル41セント(=1バレル)で取引を終えた。これは12年1か月ぶりの安値。原油の大量消費国である中国の需要減少への懸念が原因で、市場関係者は「依然として供給過剰感が強い」と話している。