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パリ“テロ未遂”男、難民に紛れ欧州入りか

2016年1月11日 1:18
パリ“テロ未遂”男、難民に紛れ欧州入りか

 フランス・パリで7日、警察署に侵入しようとして射殺された男が、ドイツの難民収容施設に身を寄せていたことが分かった。

 この事件は7日、ニセの自爆ベルトを身につけた男が、パリの警察署に侵入しようとして射殺されたもの。男は、過激派組織「イスラム国」への空爆に対する復讐(ふくしゅう)だと書かれた紙を持っていて、当局がテロ未遂事件とみて捜査していた。

 ドイツの捜査当局は10日、男が一時、ドイツ西部の難民収容施設で生活していたことを明らかにした。地元メディアは、男が難民申請をしていたと伝えていて、難民に紛れてヨーロッパに入ったとみられている。

 ドイツでは、大みそかに難民申請者が女性への性的暴行など複数の犯行をしたとみられ、メルケル首相が難民による犯罪の罰則を強化する方針を示すなど、難民への風当たりが強まっている。