国会では６日から安倍首相の外交報告などに対する各党の代表質問が行われている。

　民主党の岡田代表は安全保障関連法の成立後に臨時国会を開かなかったことについて、「安倍総理は国民への説明から逃げ回ってきた」と厳しく追及した。

　民主党・岡田代表「ここにいたるまで、安倍総理は国民に対して説明を行うことから逃げて逃げて逃げ回ってきたことを、まず指摘しなければなりません」「私たちは憲法違反の法律を絶対に認めるわけにはいきません」

　安倍首相「日本をとりまく現実を直視し、その解決のための政策を国民に提案することから逃げて逃げて逃げ回っているようでは、国民の負託にこたえることはできません」

　岡田代表の追及に対し、安倍首相は、民主党が安保関連法の対案を提出しなかったことを逆に批判した。

　また岡田代表は、所得の低い高齢者に１人あたり３万円の給付を行うことについて、選挙対策のばらまきだと指摘した。

　これに対して安倍首相は、「個人消費の下支えの観点から１回限り支給するもので、選挙対策というのは的外れだ」と反論した。