いわゆる従軍慰安婦問題の妥結に向けた日韓外相会談を２８日に控え、２７日、韓国・ソウルで日本と韓国の外務省の局長級の協議が行われる。

　協議は２７日午後３時から韓国の外務省で、日本の石兼アジア大洋州局長と韓国の李相徳東北アジア局長が出席して行われる。

　２８日に予定されている外相会談で、岸田外相は慰安婦問題の最終的な妥結に向け韓国側に慰安婦問題を蒸し返さない確約を求める方針。岸田外相は「慰安婦問題は非常に難しい」とした上で、会談で「ギリギリの調整を行いたい」としている。

　２７日午後に行われる局長級の協議は外相会談に向けた事前の調整で、元慰安婦への医療福祉の支援金の増額や安倍首相がおわびの手紙を送るなどの日本側の提案について話し合われるとみられる。

　また韓国の市民団体が反発している慰安婦像の撤去の問題も取り上げられるとみられる。