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ナンバー2に聞く!アップルの成功と未来

2015年12月18日 16:10
ナンバー2に聞く!アップルの成功と未来

 iPhoneやiPadなど、革新的な製品を発表するアップル。その「ナンバー2」に単独インタビューした。彼が語った「アップルの未来像」とは。勝村拓也記者が取材した。

■話題に事欠かないアップル ナンバー2にインタビュー

 毎年、次々と新しい製品を発表し、話題に事欠かないアップル。2015年7月から9月期の売り上げも日本円で約6兆2000億円と、去年に比べ2割も伸びた。いったい何が、アップルを巨大企業たらしめているのか。アップル「ナンバー2」との単独インタビューに成功した。

 カメラの前に現れたのは、エディー・キュー上級副社長。インターネット関連のソフトウエアやサービスの総責任者だ。今年9月に行われた新製品の(新型アップルTV)発表イベントでも、指揮を取ったのはキュー氏だった。キュー氏がアップルに入社したのは、1989年。前CEOの故スティーブ・ジョブズ氏の右腕として、音楽配信サービス「iTunes」や、音声コントロール機能の「siri(シリ)」などの開発を主導した。

 アップルはなぜこんなに、多くの革新的な製品を発表できるのか?

 キュー氏「それはスティーブ・ジョブズから始まったのだと思います。スティーブこそビジョンの持ち主であり、革新の文化の信念・方針を掲げたんです。つまり、多くの事に手を出さなくてもよいが、手がけるものでは、とにかく素晴らしい仕事をするという考え方です。そして、今も我々はそれを実践しているのです」

■今のアップルには以前のような革新性はない?

 しかしここ数年は「iPod」や「iPad」のような革新的な製品が出ていないとの指摘もある。最新の決算でも全体の売り上げの約6割を占めていたのは「iPhone」だった。アップル製品の利用者からも「iPhoneは革新的だったけど、今は以前のような革新性はないと思うね」という声が聞かれた。

 「革新」が出てきていないという人もいるが―

 キュー氏「『アップル・ウォッチ』を見てください。まさに最新の分野で革新的なことが、わかると思いますよ」

 専門家は、こう分析する。

 大手インターネットサイトのジャイ・ヤロー記者「マイクロソフトのような競合他社を見ると、ビル・ゲイツはトップを退いただけですが、その後、会社は苦労していて独自性を見失ってしまっています。アップルはそういう問題を抱えていません。スティーブ・ジョブズがいない今も、成功を続けています」

■10年後のアップルは、何を創っているのか?

 将来的にアップルは、電気自動車にも参入するのではないかとの見方も出ている。それについて聞いてみると―

 キュー氏「今のところは自動車と連携するサービス『Car Play』を使って、車の中でも素晴らしいアップル体験を楽しんでいてください」

 さて、10年後のアップルはどんな製品を作っているのか、一言で表してもらった。

 キュー氏「これは我々の今の姿であり、今後もあり続ける姿です。できれば10年後も100年後もそうでありたい姿です。『驚くような個人向けの製品』を創っていきます」

 アップルが次にもたらす「革新」は私たちに何を見せてくれるのだろうか。