古代エジプトのツタンカーメン王の黄金のマスクが元の姿になって戻ってきた。

　エジプトの首都・カイロにある考古学博物館に、修復作業を終えたツタンカーメン王の黄金のマスクが戻された。黄金のマスクは去年８月、博物館の職員の作業中にあごひげの部分がとれ、職員が修理を試みたが、接着剤がはみ出るなどずさんな状態であることが発覚。ドイツの専門家らが修復作業を行っていた。

　エジプトは治安の悪化で観光産業が低迷しているが、ダマティ考古相は「黄金のマスクは無事、戻った。日本の方にも来てほしい」と述べ、観光客の呼び戻しに期待を寄せている。

　黄金のマスクは１７日から一般公開される予定。