葬儀に関して料金トラブルなどで年間７００件を超える相談が寄せられているとして、国民生活センターが注意を呼びかけた。

　国民生活センターによると、昨年度、全国で葬儀に関するトラブルの相談が７２４件寄せられたという。

　最も多いのは料金トラブルで、喪主が親しい人と死別した悲しみの中で業者と十分な話し合いができないまま葬儀が営まれ、後からサービス内容に不満を抱くケースが相次いでいるという。

　中には「斎場はほこりまみれの倉庫のような部屋で、祭壇もボロボロだった」という相談もあったという。

　また、参列者が増え、後から高額な追加料金を請求されることもあり、国民生活センターは消費者に対し、葬儀業者との打ち合わせは複数で行い、見積書の項目をよく確認するよう呼びかけている。