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「イスラム国」が偽造旅券 米国務省が懸念

2015年12月12日 15:05

 アメリカ国務省は11日、過激派組織「イスラム国」が偽造パスポートをつくっているとして、懸念を示した。

 国務省の報道官は11日、「イスラム国」がシリア政府から奪った印刷機を使い、パスポートを偽造しているとの情報を把握しているとして、「深刻に捉えている」と懸念を示した。

 これについてABCテレビは、国土安全保障省が、「イスラム国」が去年夏にシリア東部のデリゾール県を掌握して以降、偽造パスポートをつくっているという報告書を先週提出したと伝えている。

 さらに報告書では、偽造パスポートを所持した人物がすでにアメリカに入国した可能性があると指摘しているという。