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高木復興相新たな「香典」で会見 辞任否定

2015年12月7日 15:35
高木復興相新たな「香典」で会見 辞任否定

 高木復興相が会見を開き、自らの資金管理団体が法律で禁止されているにもかかわらず、選挙区内の有権者に香典を支出していたケースが37件あったことを明らかにした。辞任については否定している。

 高木復興相によると、7日までに再点検した結果、2011年に自らの資金管理団体が後援会名義で選挙区内の有権者に香典を37件、計27万円を支出していた。

 公職選挙法は選挙区内で香典を出すことを原則、禁じているが、高木復興相は、「違法性の認識はなかった」と釈明した。また、2011年から14年までの間、個人として出した57件、45万円の香典を政治団体の支出と誤って記載したとして政治資金収支報告書を訂正した。その上で、「度々、報告書を訂正し申し訳ありません」などと陳謝したが、辞任については改めて否定した。

 高木復興相「これからもしっかりと復興大臣としての職責を全うしていきたい」

 国会では8日、閉会中審査が行われる予定で、野党側は追及する方針。