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沖縄の歴史と心情話す中でやりとりを~知事

2015年12月2日 21:29
沖縄の歴史と心情話す中でやりとりを~知事

 沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先をめぐり、名護市辺野古の海の埋め立て承認取り消しを撤回するよう、国が沖縄県を訴えた裁判が2日、福岡高裁那覇支部で始まり、第1回口頭弁論で意見陳述を終えた沖縄県の翁長知事は2日夕方、県庁で会見した。

 翁長知事「沖縄の気持ちというか、沖縄の県知事としての気持ちを話し、終わったあと、裁判官から『大変わかりやすい話でした』と話があり、思いは伝えられたと思います。法律論は確かにメーンであるのは間違いないんですが、沖縄の歴史と心情を話す中で、これからの法廷でのやりとりができるとありがたい」

 沖縄県側は、今後の口頭弁論で改めて翁長知事の本人尋問も申請しており、沖縄の基地負担の歴史や現状にも踏み込んだ判断を裁判所に求めたい考え。