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「玄海原発で重大事故」想定で合同防災訓練

2015年11月28日 17:21
「玄海原発で重大事故」想定で合同防災訓練

 九州電力が再稼働を目指している佐賀県の玄海原子力発電所で重大事故が起きたとの想定で、福岡など周辺の3県が28日、合同防災訓練を行った。

 佐賀県玄海町の玄海原発では、28日午前8時の訓練開始とともに、九州電力の社員らが事故の発生について周辺の自治体や警察などに通報した。

 訓練は、「事故で電源を失うなどし炉心の冷却機能が全て喪失して放射性物質が漏れ出した」との想定で行われた。参加者は発電車で電源を復旧するなど対応を確認していた。

 一方、玄海原発から30キロ圏内にある福岡県糸島市の老人ホームでは、職員が高齢者役になり、避難訓練をした。車で中継点の福岡市西区に移動し、放射性物質の付着量をチェックするなどしていた。