青森県深浦町の日本一の大イチョウは、黄金色に輝く樹齢１０００年以上の古木だ。

　日本海に面した深浦町の北金ヶ沢地区。黄金色に輝く１本の古木がある。日本一の大イチョウ。樹齢１０００年以上、高さ３１メートル、幹回りは２２メートルもあり、国の天然記念物に指定されてる。

　町を見守るようにたたずむ大イチョウは、木や幹から出る根が垂れ下がっていることから「垂乳根のイチョウ」とも呼ばれている。古くから信仰され、住民や遠くから訪れる人たちにも愛されている。

　１１月中頃から見頃を迎えていたイチョウも半分ほどが散り、木の周りには黄金色の絨毯（じゅうたん）が広がる。葉が全て舞い落ちるころには、大イチョウも厳しい冬を迎える。