フランス・パリの同時多発テロに関連し、捜索が行われていたパリ郊外で１８日、銃撃戦が起きた。複数のケガ人が出ている模様。

　地元メディアによると、銃撃戦が起きたのはパリ郊外のサンドニ。１８日早朝、警察が同時多発テロの容疑者の捜索を行っていたところ、銃撃戦が起きた。容疑者は複数の武器を持ち、建物の中に立てこもっているとみられ、銃撃戦は続いている模様。また、捜索はテロの首謀者に対するものだったという情報もある。この銃撃戦で多くの警察官がケガをしたという。

　警察は、住民に対して建物から外に出ないよう呼びかけている。捜索が行われた現場は、テロが起きたサッカーの競技場から約２キロの距離。

　こうした中、アメリカからパリに向かっていた旅客機が「爆破予告」で緊急着陸した。緊急着陸したのは、首都ワシントンとロサンゼルスからパリに向かっていたエールフランスの旅客機２機。エールフランスによると、離陸後、電話による匿名の脅迫を受けたため、２機をそれぞれカナダ・ハリファクスとアメリカ・ソルトレークシティー（ユタ州）に着陸させたという。乗客は全員無事だった。

　地元警察が、乗客や荷物の検査をしており、脅迫電話についても捜査を行うとしている。これまでのところ、爆発物があったかどうかなど詳細はわかっていない。