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“被爆地訪問”国連「ヒバクシャ」決議採択

2015年11月3日 12:49
“被爆地訪問”国連「ヒバクシャ」決議採択

 国連総会の委員会は2日、世界の指導者らに日本の被爆地訪問を呼びかける内容を盛り込んだ決議案を採択した。

 核廃絶を求める決議案は日本が主導して22年連続で提出し、採択されているが、今年の決議では世界の指導者や若者が被爆地を訪問し、被爆者の証言を聞くよう求めている。また、初めて日本語の「ヒバクシャ(被爆者)」という表現を用いた。

 この決議案には中国・ロシア・北朝鮮が反対したが、中国は「日本は正しい歴史認識をせず広島と長崎ばかり言及している」と批判した。

 これに対して日本の佐野軍縮大使は「これは過去を振り返るものではなく、未来への提案で極めて遺憾だ」としている。