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日韓首脳“慰安婦”議論も「良い雰囲気」

2015年11月2日 17:54
日韓首脳“慰安婦”議論も「良い雰囲気」

 安倍首相は2日、韓国で朴槿恵大統領と初めての首脳会談を行い、いわゆる従軍慰安婦問題についてできるだけ早い解決を目指して交渉を加速させていくことで一致した。

 3年半も開かれていなかった日韓の首脳会談は、1時間45分にもおよび、そのうち、かなりの時間は焦点の慰安婦問題について議論したという。会談を終えた安倍首相は「慰安婦問題については未来志向の協力関係を構築していく上において、将来世代に障害を残すことがあってはならないと考えています。できるだけ早期の妥結を目指して、交渉を加速させていくということで一致をしました」と述べた。

 安倍首相は「心が痛む」などと遺憾の意をあらわしたが、さらなる謝罪などは行わず、従来の立場を維持したという。政府関係者は、慰安婦問題への対応について「補償という解決済みの問題と人道的見地に立ったこれからのさまざまなフォローの在り方について、すみ分けをしている」と説明した。そして、両首脳はこの問題を早期に妥結させるため現在も行われている外務省の局長クラスでの協議を加速させるよう指示することで一致した。

 政府関係者は「長い時間をかけて1つ1つのことがらを話していたので、全体的には良い雰囲気で有意義な会談だった」と評価している。

 首脳会談の中では同席者が3人ずつというごく少人数での会談が1時間にわたって行われた。韓国で日本への厳しい意見がある中、膝詰めで朴大統領の本音を探る日本側のねらいがあったとみられる。政府関係者は「3年半ぶりの会談なので、真正面から話し合いをしようということだ」と解説している。