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警察庁長官、熊谷6人殺害事件の教訓いかす

2015年10月30日 17:35
警察庁長官、熊谷6人殺害事件の教訓いかす

 30日、全国の警察本部長らを集めた会議が行われ、警察庁の金高雅仁長官は、埼玉県熊谷市で6人が殺害された事件の教訓をいかし、凶悪事件から市民を守る力を強化するようにと指示した。

 金高長官は「連続犯の恐れがある凶悪事件は、発生直後から徹底した防犯措置によって続発を防ぎつつ、更なる犯行が起こる前に検挙の力によってこれを止めなければなりません」と述べた。

 その上で金高長官は、警察署での外国人への対応、住民への情報伝達など、29日、埼玉県警が公表した教訓をいかして、同様の被害を防ぐよう指示した。

 一方、同席した河野太郎国家公安委員長は、千葉県警が交通死亡事故の件数を故意に少なく計上したり、兵庫県警が交通違反の取り締まりの報告書を不正に作成したりしていたことが相次いで明らかになっていることを受け、「反省しないといけない。11月の1か月で、こういった問題は全て是正してほしい」と強く求めた。