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9月の有効求人倍率 23年ぶりの高い水準

2015年10月30日 11:05
9月の有効求人倍率 23年ぶりの高い水準

 先月の有効求人倍率は、23年8か月ぶりの高い水準となった。

 厚生労働省によると、仕事を求めている人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率は先月、8月より0.01ポイント上昇し、1.24倍だった。これは1992年1月以来、23年8か月ぶりの高い水準。厚労省は「景気の回復に伴って雇用情勢が着実に改善して、求職者が就職しやすくなっている」と分析している。

 一方、総務省統計局が発表した9月の完全失業率は、前月と同じ3.4%だった。男性が0.1ポイント上がったものの、女性については25歳から44歳までの失業率が改善しており、全体として低い傾向が続いている。