熱き戦いが続くラグビーワールドカップ２０１５の準決勝で、史上初の大会連覇を目指すニュージーランドが南アフリカを下して決勝進出を決めた。

　世界ランキング１位の前回王者ニュージーランドは、日本と同じ予選プールを勝ち上がった世界ランキング３位の南アフリカと対戦した。

　共にワールドカップで２度の優勝を誇る強豪同士の対決は前半３分、南アフリカがペナルティーキックを決め、３点を先制する。

　ニュージーランドは前半６分、相手の意表をつく見事なパスからトライを決め、すぐさま逆転に成功するも、その後、南アフリカに３本のペナルティーゴールを決められ、１２対７とリードを許して前半を終える。

　雨が強く降り出した後半。王者ニュージーランドが反撃に出る。後半６分、見事なドロップゴールを決めて２点差に迫ると、後半１２分、逆サイドへ展開してトライを決め、１５対１２と逆転に成功する。

　その後、両チームともに得点を加えるが、２０対１８で接戦を制したニュージーランドが史上初のワールドカップ連覇へ向け、決勝進出を決めた。準決勝のもう１試合・アルゼンチン対オーストラリアの勝者と戦うことになる。