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日中調査 「日本は軍国主義」中国で増加

2015年10月22日 17:59
日中調査 「日本は軍国主義」中国で増加

 日本と中国の団体が共同で行った世論調査で、日本の体制を「軍国主義」とみる中国人が増えていることが明らかになった。

 この調査は、日本の「言論NPO」と中国政府直属の「中国国際出版集団」が、今年8月から9月にかけて行ったもの。

 それによると、「相手の国に対して抱く良くない印象」は、日本は最も悪かった去年の93%から88.8%に、中国でも去年の86.8%から78.3%へと、いずれも改善した。

 一方で、相手国の社会・政治体制について、日本は去年と同様、7割近くが中国を「社会主義、共産主義」の国と見ているが、中国は日本について、去年最も多かった「資本主義」から、今年は「軍国主義」と見る人が10ポイント近く増え、最多となった。

 また、軍事的脅威を感じる国は、日本では「北朝鮮」に次いで「中国」だが、中国では、去年最も多かった「アメリカ」を抜いて、今年は「日本」に脅威を感じる人が最も多かったという。